波照間島に付いて

自   然

波照間島は500キロに渡って連なる沖縄県の先島諸島内の八重山諸島にあります。有人島としては日本最南端です。

北回帰線から60キロ程北に位置します。貿易風の吹く熱帯地方から少し北にあり一応偏西風地帯になります。その為四季の移り変わりがあり,常夏の島との先入感で来られる観光客を驚かす事があります。

台風の通り道にあり,年に数個の台風が接近或いは,通過します。台風の目は波照間島よりも大きいので波照間島に上陸すると言うより,台風の目が波照間島を通過すると表現すべきでしょう。貿易風に乗って北上して来る台風が,偏西風に乗り換える緯度に当たるためスピードを落として,長い間台風の影響を受け続ける事があります。

この台風に乗りワシントン条約により取引が禁止されている蝶が舞い込む事があり,その蝶を採りに来る人々が来られたりしますが,島民の一人としては腑に落ちない気持ちにさせられる事があります。

弧を描く日本列島の最南端に位置する事から,渡り鳥の中継地でもあり,春と秋にアカハラダカ,サシバ,アマサギ,アカショウビン,ツバメ等の飛来で季節の移り変わりを知る事ができます。

貿易風帯と偏西風帯の境目に殆ど位置する事で大気が極めて安定していて,地球上で天体観測に最も適した地帯に八重山地方はあります。その為惑星以外の恒星でも瞬かない時もあり,惑星の高倍率の望遠鏡での観察でも揺らめかない時もあります。特に波照間島は街明かりの影響も少なく,夏の天の川が海面を照らす様子が高台から認められます。

言  語

又,弧を描く日本列島の最南端に位置する事から言語的に平安時代の京の言葉が残っているとの事で,大学の言語学や民俗学の調査やレクチャーが行われたりします。明け方前を意味する「つとめて」に近い「ストゥムトゥ」や,宵を意味する「つかの間」に近い「スカマ」や,トンボを意味する「アキツ」に近い「アイツィ」等の方言が使われます。

 

増設中


Homeに戻る